留学に必要な基礎知識
当サイト 「ドイツ語とボク」 自体がドイツ留学の方法を説明書であることは間違いないのだが…、同じようにドイツの留学情報をまとめた書籍も販売されている。このサイトの管理者であるボクがこういう本を解説するのは変な話かもしれないが、情報に飢えて藁にもすがりたい人のために紹介だけしておこう。
ドイツ留学に関する書籍というのは実はあまり多くない。というのも、留学のメッカといえば当然アメリカにイギリスで、同じ英語圏という事で最近はオーストラリア留学を目指す人も多い。英語圏以外で人気の国はというと、例えば食やオペラで人気のイタリアとか、あるいは日本にはスペイン語を話す南米系の移住者が多いことからスペイン留学という選択肢にも注目されているし、近年メキメキと力をつけてきた中国、それに韓国もTVドラマなどの影響で人気は鰻上りだ。一方で、日本人にとってかつての主たる留学先であったドイツ・フランスの人気は下がりっぱなし。特にドイツ留学の人気のなさは、かなり寂しい感じがする。
人気がないということは、出版される留学案内書も少ない。かつては 「ドイツ留学辞典」 なんて本もあったようだが、こちらも既に絶版となっている。そんな状況の中とうとう発行された書籍が、ドイツ留学案内 大学篇だ。ボクは所有していないのだが、友人の部屋を訪ねたときにこの本を見せてもらうことができた。
内容はドイツへの渡航から大学出願、そして各大学のデータなど多岐にわたっており、これから初めてドイツ留学を検討しようという人には非常に分かりやすい編集となっている。ただ敷いて言えば、細かなところに突っ込んでいない、想定されるトラブルに関する情報が弱い、と言わざるを得ない。早い話がドイツ留学に関する
「一般的な情報」 なのだ。
ではなぜボクが紹介するかというと…、本来は独ボクで紹介していなければならない基本的な情報を、ボクがまだ執筆していないからだ(笑)
日々大量に届くメール処理に追われて、最初に書かねばならない 「ドイツの学校制度」
や 「ドイツでの生活」 などを書いている暇がない。いずれ時間ができれば 「ドイツ語とボク」
の執筆をどんどん進めるのだが、「それまではこの本を参考にしてください」
というなんとも投げやりな理由で紹介します。ごめんなさい。
一つだけ本書の絶対的なメリットを挙げておこう。インターネットのサイトと違い、
ドイツ留学に関する基礎知識
授業でいくら聞いてもイマイチ飲み込めない、そんな事態などドイツの語学学校では日常茶飯事だった。授業というのは質問に対し的確に先生が答えてくれるという点で学習効果が高い。しかしいざ授業がわからなくなったら、もはや個人レッスンを受けるか本を読んで自分で理解するしかない。
今から紹介するのは出先でちょっと開いてみる、という類の文法書ではなく、本当に困ったときに時間をかけてじっくり読んでみる文法書だ。Max Hueber Verlag GmbH & Co. という会社はドイツでドイツ語教育書の出版を手がけるメジャーな会社だが、Übungsgrammatik für Fortgeschrittene Deutsch als Fremdsprache は同社が発行する外人向けのドイツ語文法書の中でも、特に珠玉の逸品と言えるだろう。
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