日本円をユーロに
参考資料 - ボクの口座運用

はじめに
 本稿は、ボク自身が自己の生活のために送金する方法を調べた内容であり、ここに紹介した金融機関等から何らかのリベートを受けるような、いわゆる 「ちょうちん記事」 ではない。各金融機関サービスの長所のみならず短所も存分に挙げることで、多くの留学生の参考としていただくべき執筆した。
 しかし金融商品と言うものは本来非常に複雑なもので、素人がやすやすと論じられるものではない。したがって本稿にはボク自身の誤解を含む可能性もあるし、また本稿によって威信を失う金融機関からの突き上げ等も予想される。
 本稿は読者や関係機関からの指摘によって随時更新・改訂される可能性があるため、読者諸氏はこのページから得た情報を鵜呑みにせず自己責任で行動していただくことを願う。ボク自身があくまで一留学生として、自分のために集めた情報であることをここに改めて明記し、他のいかなる勢力からの恩恵も受けずに本稿を執筆したことを宣言する。じっちゃんの名にかけて

複数の口座をどう活用するか メニュー
 ドイツ留学に際して複数の銀行口座を運用する必要があることについては、ここまでの説明で大よそ理解してもらえたと思う。では具体的にはどういう口座を開設し、どのように活用すべきだろうか。もちろんこの点に関してはボクなんかよりも知識豊かな専門家が多数おられることとは思うが、とりあえずここでは、ボクがどのように活用しているかを参考までに紹介しておこう。ただし、あくまでボクは金融の素人であってこれが正しい運用方法と自負つもりはまったくないので、その辺は理解の上で参考にしてもらいたい。

 さてボクは2006年7月現在、11の銀行・郵便局の口座を持っている。内訳はドイツ3、オーストリア1、日本6で、近いうちにドイツで新たに2つの口座を開設する予定である。ちなみにこの他に、ドイツですでに閉鎖した口座が2、オーストリア1、この5年間に閉鎖した日本の銀行口座が5である。ボクの場合は必要に迫られる場合のみでなく、ただ実験のために開く口座もあるので、個人レベルの口座保有数としてはかなり多いはずだ。重要なのは口座の数ではなく自分なりの資金運用システムの構築である。そしてこのために必要な口座数は最低6。もちろん、あくまでボク流運用術による計算に過ぎないが。

 実を言うとボクという人間はとても臆病者で、常に考えられる最悪の状態を頭の中に思い描いて行動している。結果として、ボクに助言を求める人は最悪の可能性ばかり突き付けられ、思い悩んだ末に望みを諦めてもがき苦しむ。もちろんボクだっていつも苦しんではいるが、最悪の事態にまで達しないでこの生活を続けていられるのは、己の用意周到さに依拠する部分が大きい。

 起こりうる事態 A に対しては作戦 S、事態 Bに対しては作戦 T、もしそれが失敗したら作戦 U、更にそれも有効に機能しなかった場合は作戦 V、万が一にもそれさえ失敗した場合は作戦 W を遂行する。そしてまずあり得ないことだが…、本当にそれさえダメになったときには最終手段とも言える作戦 X を発動る可能性もあるが、「もうどうにでもなれ」 と打ちひしがれた状態でも、作戦 Y と Z は必ず温存しておく…、くらいの手は打っている。ボクが抱えている銀行口座も、このようなボク流の考え方によって成立している。そしてこの "奥の手" を使うために最低限必要な口座数が6なのだ。

必要6口座のうちわけ
 ドイツでビザを得るには、ドイツに銀行口座が必要だ。もちろん、保護者が持つ日本国内の預金残高で保証することも可能ではあるが、この方法を全ての外人局が認めるわけではないし、ドイツの滞在法だって認めていない。まずはドイツ国内に口座を一つ開設しよう。その際にはもちろんインターネットバンキング ( PCバンキング ) の申し込みもしておく。普通はこれだけで十分なのだが、もし万が一、旅行先でキャッシュカードが盗まれたり破損したりしたらどうする? ATMからお金を引き出すことができない。当然にももう一つ口座があれば安心だ。

 もしカードが使えなくなったらスグにもインターネットカフェに走り、預金を A 銀行から B に移す。こうすればもう一つのカードでATMから現金が引き出せる。また安全性を欠くような自動引き落とし契約を結ばねばならない場合は、必要最小限の残高しか入っていない口座を引き落とし口座に使う。

 銀行口座振込の項目でも書いたが、日本からの振込用としては大手銀行に口座を開くのが望ましい。しかし一方で、生活上便利なのが地方銀行であることは否めない。また最もよく使うはずの地方銀行口座も、他都市へ引越す際には解約することになるだろう。便利ではあるが、その運用をいつかは停止せざるを得なくなる可能性もある。よって絶対に解約しないと思える大手銀行口座をサブとして、普段の生活で使う地方銀行口座をメインとして位置付けよう。これで、ドイツに最低2口座必要となる。

 次に日本の口座であるが、海外送金用に最低必要なのが2つ。海外送金可能な銀行の口座と、郵便貯金口座の二つだ。これに加えて、インターナショナルカードの利用が可能な銀行の口座が2種類。…といってもインターナショナルカードは海外送金可能な銀行でしか扱っていないはずなので、郵便貯金口座と合わせて計3つということになる。そしてこれらの銀行をつなぐネット専業銀行 (ネットバンク) に1口座。ネット専業銀行はトラブルが起きても全てメールで済ますことができる点で、実在の銀行よりも海外生活者向きといえる。さらに地方出身者はこの上に地元の銀行にも講座を持とう (信用金庫は論外)。

 ドイツに2口座、日本に4口座の合計6口座。ドイツ在住中に特に重要となるのはドイツのメイン口座と、インターナショナルカードが利用可能な1口座、それに何よりネット専業銀行口座の計3つだ。ネット専業銀行に口座があると、日本から何らかの商品を取り寄せたりする際に便利な窓口となるばかりでなく、他の銀行でトラブルが発生しても、24時間運用が可能なネットバンクを核にすることで資金の移動をスムーズに行うことが可能である。

 もちろん、全ての契約口座でインターネットバンキングが使えねならないのみならず、自分自身もその使い方を理解していなければならない。そういう意味では、日本での最低4つの口座開設は、留学準備の初期段階において完了させておくべきと言えるだろう。

他口座の運用理由


日本の



 

ひとことで言えば 「用意周到で現実に
 

多くの専門家がいるはずなので本来は彼らの意見を仰ぐべきなのだろうが、ここでは取り敢えずボクが


、あくまで素人としてのボクが実際にどう


執筆中。しばらくお待ち下さい









2003.10.21 kon.T
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