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ビザ大研究
ドイツビザ - その2

「ドイツビザ - 1」のつづき

ボク 次の質問ですが、一般に「学生ビザ」と呼ばれるものについてですが、受給できる最長年限と聞いています。これは万年学生を排除する目的だと聞いていますが、その最長年限とは何年なのでしょうか。噂は一定しないんですが。
職員 それは発給する都市や州によって違います。全国統一の決まりは特にないと思います。
ボク あ、そうなんですか。ところで日本人はビザ無しで3ヵ月滞在できますよね。さらにビザとしては語学生用のビザは最長12ヵ月、大学準備ビザは6ヵ月、ワーキングホリデー・ビザは12ヵ月。この三つに関しては、生涯に渡っての換算で、例えば大学準備ビザを6ヵ月分貰ってしまえば、生涯で2度と貰うことはできない、ということで間違いないですよね?
職員 原則そうですね。
ボク では、これらのビザを全て使い果たしてしまったら、もはや学生になる以外にビザを受けることはできないんでしょうか?
職員 就労ビザがあります。受給のためには、ドイツ国内の事業所の雇用契約が必要です。あるいはドイツ人との婚姻も考えられます。
ボク 就労ビザに関してはあとでまた詳しくお聞きしたいのですが・・・、まずお聞きしたいのは、「老後をドイツで過ごしたい」というような希望に対しても、ビザは発給可能でしょうか。というのも、そもそもビザの発給には銀行の残高証明が必要ですよね。それはドイツに来た外国人が浮浪者になられては困るということだと思います。そしてまた、勝手に浮浪逃亡しないために、教育機関や事業所での在籍証明を必要とするんだと思います。
 確かに、どこにも所属せず、勝手気ままに居住することを認めてしまえば、新たな浮浪者を作ってしまう可能性が生じます。そして浮浪者の増加は治安の悪化を招きますからね。だから明確な所属と、生活するに十分な経済証明を要求する、ということですよね?
職員 えぇ。まぁ、そういうことでもありますね。
ボク では、生活に十分な資金の所持を証明でき、あるいはドイツ国外での収入源を明確にできたなら、ビザの受給も可能でしょうか。例えば有り余る資金を持って老後をドイツで過ごしたいとか、あるいは大富豪がドイツに別荘を構えて、1年のうち半年をそこで暮らしたいとか。そのような場合は、どうやってビザ申請を行うのでしょう?
職員 基本的には不可能ですね。何らかの目的があるわけでなく、「ただ住みたい」 というだけの理由では無理だと思います。ドイツ国内で事業を起こせば道はあり得ますが。
ボク そうですか・・・。一説によると「無期限ビザ」というのがあるそうです。確か、ドイツ国内で就労して、6年以上税金を払い続けると得られるとか聞いていますが。
職員 えぇ、無期限ビザは存在します。ただ無期限と言っても、一度国を出たら消滅する場合もあるようですし、その内容はやはり州や都市によって違うようです。発給に関する要件も様々で、そもそも、そういう類のビザを全く発給していない地域もあるかもしれません。詳しいことはわかりませんが、明確な決まりは恐らくないと思いますね。
ボク 市や州、または担当官の裁量など、状況によって判断はかなり違うようですね。悪く言えば 「いい加減」 「あやふや」 とも思えますが、裏返せば「柔軟」という事なのでしょう。ビザ発給の決定権は基本的には各市に委ねられていると考えていいわけですね。
職員 ええ、各都市、または州ですね。基準は国家が定めているわけですが、個々の外国人に対する発給は、都市・州の考え方にによって大きく異なります。何らかの理由により、在日ドイツ大使館でビザを発給する場合もありますが、その際も滞在予定の都市に書類を送り指示を仰ぎます。
ボク 分かりました。それを前提に次の質問に移ります。われわれ発給申請者にとって、どの担当官に当たるかは死活問題です。担当者の中にはその・・・、我々は「ハズレ」などと表現するのですが、とにかくなかなかビザを発給してくれない、無慈悲な担当官も相当数いるのです。このような担当官に対して・・・、、これはライプツィヒでの話なんですが・・・、外国人らが集団で抗議したと言う事例もあります。しかしですね、個々人で動いている外国人が、集団直訴なんてそうそう出来るものではありません。ビザを貰えず、泣く泣く帰国する人をボクも多く見てきました。
職員 確かに、担当者によっては不幸な結果になることもあるでしょうね。
ボク えぇ。そういう時にどうすればいいか。ボクらが達する結論は、その担当官の休暇を狙って申請に行くか、他都市の外人局に行くしかありません。そのためには「引越し」が確実な手段です。ビザ取得のために引っ越しても、別に違法ではないですよねぇ?
職員 えぇ。違法ではありませんし、そうするしかないでしょうね。
ボク しかし困ったことに、貧乏な留学生にとって 「引越し」 は大変な負担なのです。そこで、ボクらは考えるんですよ。WG は一軒の家に複数の他人が同居することですよね? ということは、一時的に友人のアパートに転がり込んで、その部屋に在住している証明、すなわち住民登録をしてしまえば事は万事収まると思うんです。ただ問題は 「住民登録をするための必要要件とは何か」です。
 普通は市役所の住民課に、身分証明書と賃貸契約書 Mietvertrag を持参し、書類に必要事項を記入すればOKです。しかし友人宅への寄宿の場合、友人との間でどのような賃貸契約が必要なのか、それがわからないんです。WGという居住形態が一般的に認められているドイツでは、法的にも賃貸人が新たな賃貸人を産み出す、つまり店子(たなこ)の店子というのも存在可能だと思うのですが・・・。友人との間で賃貸契約書を作成することも、可能ですよねぇ?
職員 それは・・・、住民登録に関する規則に基づくことになりますね。そもそも登録基準は各都市に一任されているので、結局のところは、これも 「州や都市による」 ということになるんだと思います。ただ、友人宅に転がり込んで一時的に他都市の住民になり、他都市の外人局でビザ発給を受けるというのは、有用な手だと思います。もっとも、「発給されたビザの特記事項に触れなければ」 という制約はつきますが。

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