漢書地理志(古墳時代) |
原文 |
夫れ楽浪海中に倭人有り。分れて百余国と為る。歳時を以て来り献見すと云ふ。 |
読み |
それ、らくろうかいちゅうにわじんあり。わかれて、ひゃくよこくとなる。さいじをもってきたり、けんけんすという。 |
出展 |
「漢書」地理志 / 前漢の正史 編者は班固(はんこ)
/ 1世紀初頭 |
備考 |
・日本に関する確実な資料としては最古
・本来の原文は漢文(楽浪海中倭人分為百余国以歳時来献見云)。
・地理志は漢書(かんじょ)の中にある10志のうちの一つ
・「楽浪」楽浪郡のことで、前漢の武帝がB.C.108年に朝鮮においた4郡のひとつ。ほかに真番(しんぱん)、玄菟(げんと)、臨屯(げんと)の各郡がある。
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入力 |
藤井正博 |